おはなし編んでる村

森の木の下音楽隊 うさぎのお兄さんが　森の中を歩いていると こりすがシクシクないています。 木の実をさがして　森の中を走り回っていたら 　　　　おうちが　どこだかわからない 　　　　ともだち　どこだかわからない、って。 うさぎのお兄さん 茶色のバッグの中から　大工道具を取り出して こりすのだいていたドングリを、少しけずって皮をはり すてきなたいこを　作り上げました。 「さあ、たたいてごらん」 こりすがたたくと　トントン、トトトン　トントントン・・ かわいい音がしましたよ。 その音につられて 「ぼくもなかまにいれて。 　ぼくの楽器は　ポンポコおなかだよ。」 「それなら　わたしもなかまにいれて。 　わたしの楽器は　コツコツくちばしよ」 　 　　　たぬきは　ポンポコ 　　　きつつき　コツコツ 　　　こりすは　トントン さあ！はじまるよ。 うさぎのお兄さんが　指揮棒　ふります。 あらあら　楽しい音楽につられて ドングリ　かかえて　たくさんのこりすが　あつまりましたよ。 　　 　　　　　こりすは　ドングリ 　　　　　たいこを　トントン 　　　　　たぬきは　おなかを　　　 森のみんなも聞いてるよ 　　　　　たたいて　ポンポコ 　　　　　きつつき　くちばし 　　　　　森の木　　コツコツ 　　 　ぼくたち　森の木の下　音楽隊 　　　　　 　　　　　　　 物語背景は編んでるシアター館ブログをご覧ください。

いか　たこ　かえる　物語 　　　　海のそこであそんでいた　いかとたこが 　　　　りょうしのあみにかかり 　　　　トラックにのせられて　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　さかなのいちばにいくとちゅう　にげだしました 　　あじさいの花にみとれていると　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　あらわれた　かえるとともだちになって 　　　　町のあちこちをあるきまわりました。 　　　　のどがかわいた　いかとたこは 　　　　海の水がこいしくなりました。 　　　　 　　　　かえるは　ぴょんぴょんはねて　 　　　　海をさがします。 　　　　「あっ！　あった、あったよ」 　　　　むこうの空のしたに 　　　　ひろい海をみつけました。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いかとたこは　かえるにおれいをいって　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　海にかえっていきました。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「またきてねーっ」 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　かえるは　もういちど　ぴょーんと 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　とびあがりました。 説明を追加           物語背景は編んでるシアター館ブログをご覧ください。

からすとロンのものがたり 　　　　 かんぺいとからこは　からすの夫婦であります。 大きなお寺の　これまた大きなイチョウの木が ふたりのすみかでありました。 そのふたりに　あかちゃんからすがもうすぐうまれます。 いままでの巣では　小さいので 新しい巣をつくりはじめました。 みわたすと　ふわふわとぐあいのいいものがありました。 それは　さむくなってはえかわるために漉かれた　ロンという犬の毛であります。 ロンは年をとっており、かんぺいたちが そばまで下りていっても　チラッとみるだけでした。 ぶじに巣ができて　　　　　　　　　　　　　　　　　 ５わのあかちゃんがうまれました。 イチョウの葉がみーんなおちて 木のてっぺんに　巣だけがのこりました。 すると木の下で　だれかの声がします、 おや、あの年老いたロンがしっぽをふって 「どうだい、わしの毛は　いいベッドになったかな」 といっているではありませんか。 からすのおやこは「ありがとう！！」と せいいっぱい　はばたいたのでありました。 　　　　　　　　　 （物語背景は編んでるシアター館ブログをご覧ください）

えんぴつロケット 　　　　　えんぴつロケットにお乗りの方は　ならんでくださーい。 　　　　　王子さまも　王女さまも 　　　　　にわとりさん　たまごさん　 　　　　　編んでる村のたぬき　きつね　ねこ　こぶた・・・さーん。 　　　　　みんな　みんな　ならんで　ならんでー！ 　　　　　　　誘導するのは　うさぎのおにいさんです、 　　　　　　　おにいさんの茶色のバッグの中の 　　　　　　　「ロケットきっぷ」をもらって、説明をきいて 　　　　　　　足にマグネットをつけて　乗りこみま～す。 　　　　　いたずらチャッピーは　どこかなー？ 　　　　 物語背景は編んでるシアター館ブログをご覧ください。

  お城のティータイム　　　　　　 アプトのお城のティータイムです。 甘い香りが、ほらね ふんわり　ふわーん 女王さまのお部屋からのようです。 お茶の時間が待ちきれなくて 王女さまが　ティーカップの準備にあらわれました。 きょうは　マカロンがお茶のおともです。 ちゃっかりチャッピーは 　どこにかくれているのかな。 　　　　　　 　　　　　　　　 物語背景は編んでるシアター館ブログをご覧ください

アプトの国の女王さまは・・・ 　　　アプトの国の女王さまは、 　　 すべての民の　お母さん。 　　　夕方近くになると　おふれが回ります。 　　　きょう、 　　　ごはんを食べられなかった人は 　　　お城にいらっしゃい！ 　　　一言も話ができなかった人は 　　　お城にいらっしゃい！ 　　　悲しみにうちひしがれているのなら　　　　 　　　お城にいらっしゃい！ 　　　腹が立ってたまらない人も 　　　うれしくてたまらない人も 　　　お城にいらっしゃい！ 　　　　　お城は　いつもいいにおい。 　　　　　パンを焼く　いいにおい。 　　　　　たまごやきの　いいにおい。 　　　だから　このお城では 　　　黒い帽子の兵隊さんより 　　　白い帽子のコックさんが多いんです。 　　　　　　　　　チャッピーは　そんな女王さまが　だあいすき！ 　　　　　 　　　　　　　　 物語背景は編んでるシアター館ブログをご覧ください。

アプトの国のものがたり アプトの城の　女王さまの お好きな料理は　 ココココ　コケッコ 　　　 たまごやき 　　　　　　　 　　　　この国では 　　　　兵隊さんより　コックさんが大活躍 　　　　戦争になって　敵がせめてきたら 　　　　まずはたまごやきの　 　　　　いーい　におい作戦 　　　　　　　敵の兵隊さん 　　　　　　　いいにおいにつられて 　　　　　　　はなをひくひくさせながら 　　　　　　　近づいてきます お城のまわりの堀は　 白いこんもりしたお山ができていて 馬に乗った兵隊たちがはずみをつけて その山を越えようとすると・・・ 　　グシャ、グシャ、グシャ！！ 　　　　　　　深く深くほった堀には　 　　　　　　　たくさんのたまごのカラが積んであったのです 　　　　　　　 馬でいきおいよく走ってきたからたまりません あとからあとから みんな　深い落とし穴に落ちてしまいました 　　　　　　夜になって 　　　　　　お月さまの光が　穴の中に差しこむのといっしょに 　　　　　　たまごやきが　たくさんたくさん　運ばれました 　　　　　　ほんのりあまくておいしい 　　　　　　たまごやきを食べて 　　　　　　敵の隊長は降参し 　　　　　　これからは 　　　　　　なかよく力をあわせ 　　　　　　よい世の中にしていくことをちかって 　　　　　　帰っていきました 物語背景は編んでるシアター館ブログをご覧下さい。

おばけのルルルくんとラララちゃん おばけのルルルくんが　明かるいうちから探検に出かけたくなりました。 なかよしラララちゃんと　リュックをせおって出かけます。 いつも夜に遊んでいた公園で 乳母車に乗ったあかちゃんに会いました。 あかちゃんとはすぐに仲良しになりましたが どうやら　おとなにはルルルくんたちが見えないらしいのです。 明日も会おうねってあかちゃんと約束しました。 おかあさん、あかちゃんが　わけもなく泣きだしたら 公園につれてきてください。 ぼくたち、まっています。 物語背景は 編んでるシアター館BLOG でご覧ください。

にげだした三人組 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　カレーになりたくて 　　　生まれてきたんじゃない　じゃがいもさん。 　　　カレーになりたくて 　　　生まれてきたんじゃない　にんじんさん。 　　　カレーになりたくて 　　　生まれてきたんじゃない　たまねぎさん。 　　　とうとう畑からにげだした三人組。 　　　国道も産業道路も 　　　車と人でいっぱいだ。 　　　ああー、おなかがすいた、と入った 　　　レストラン。 　　　「いらっしゃいませ、どうぞ」 　　　シェフのロンに　案内されたのは　鍋の中。 　　　ん？いいにおい！もしかして！！ 　　　三人組はことこと 　　　カレーの　鍋の中。 　　 　　　　　 物語背景は編んでるシアター館ブログをご覧下さい。