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1月, 2021の投稿を表示しています

うさぎさんはニンジン持ってご来店

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  うさぎさんのご来店です あらあら ニンジンをしっかりかかえて ソリに乗ってご来店です。   こないだのクリスマスプレゼントのニンジンを となりの山からだいじにかかえてのご来店です。 「きょうはわたしのおたんじょうび。 おいしいニンジンのお料理が食べたいの」 おまかせ下さい、と野菜担当シェフ ワンくんがあらわれました。 花形のニンジンを蒸し煮にしましょ。 まず花形に抜いて薄切りにして鍋に入れふり塩し、ときおりかき混ぜ水分を出す。 ニンジンの水分が抜けたころ合いで水を足すとニンジンは必死で水を取り込もう として甘くなります。 それからさらに火を弱めてふたをして数分・・・で、出来上がり。            そのうち10枚ほどをとりわけ、先をえんぴつのようにとがらせ さっと塩ゆで。 花びらのように組んで、残りのニンジンと飾り合わせます。 ニンジンのお花はこんな感じに もちろん生でいただくのもおいしいニンジンですが 今日はお誕生日ですからね、うさぎさん、とっても喜んでくれました。 「ありがとうございました」 雪のレストランのみんなで お見送り!!

「雪の日のレストラン」かえるのおきゃくさま

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 かえるのおきゃくさま ことし、はじめての大雪の日です。 きりんさんはレストランの旗を出す準備をしていました。 風も強くなりそう、という無線連絡が入っていたからです。 「こんにちわ~~」 あれ、誰かな、どこにも見当たらないけど・・・ 「こんにちわ~~」 こんにちわ、でもどなた?ときりんさんが首をかしげると あれあれ、耳のすぐそばに、誰かいます、                       ん?かえるさん? 「ぼく、まいごになったみたいなの」                                                                                           「池でみんなと遊んでいたらね、急に冷たい風がふいて池が凍ってしまったの。                    みんなはすきまを見つけて 氷の下にすべりこんだけれど、   ぼくは池の上にのこってしまったの。」 「入りこむすきまはないかなあとぐるぐる池のまわりを探しているうちにこのレストランにたどりついたの」 お店の中からみんな出てきていい知恵がないかと考えました。 すると…犬のロン君に「あそこならきっと…」といつもの散歩コースがひらめきました。 「今日はここで美味しいものを食べて、明日いっしょに散歩コースを歩きましょう」 というわけで 今日のかえるさんへのメニューは ふわっふわっのメレンゲにつつまれたあまーいケーキでした。 _おしまい_

雪の日のレストラン

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  雪の日のレストラン そのレストランは、山に入る一本道をずっといかなければなりません。 雪の中におくらがみえてきたら右にまがります。                                         雪がふります。  のんのん のんのん 雪がふります。   雪がふっただけではだめなのです。   風がふかなければだめなのです。   風もふいただけではだめなのです。   大きな木が根こそぎ引きぬかれるようにふかなければだめなのです。   すると・・・   「雪のレストラン」があらわれます。      まずおきゃくさまをおむかえするのは   ホールたんとうのきりんさん。   ながいくびでおきゃくさまのとうちゃくをしらせます。   それだけではありません、何をめしあがりたいのかもわかって   おきゃくさまが席についてほっとしたころには料理がはこばれてきます。   寒い雪と風の中をきてくださったんですから、ね。 その料理をはこぶのは ぞうさん。                          どんなにたくさんのおきゃくさまがおみえになっても その長いはなにたくさんのお皿をのせることができるのであわてません。 こどもたちのにんきものです。                                                                                    ラブラドールのロンくんはやさいたんとうのシェフ               チーフシェフはライオンさん。 さあ、このレストランではどんな料理がでてくるのかしら。 どんなおきゃくさまが きてくれるんでしょう。 つぎの大雪、大風はいつかしら。 物語背景は編んでるシアター館ブログをご覧ください。